KAMISHOBO
KAMISHOBO

Backnumber

月刊 NEXT LEADER 2021年12月号

美容室のSDGs

今後の美容室経営において欠かせないキーワードの1つであるSDGs。大手サロンや美容メーカーでは
SDGsに向けた取り組みが続々と発表されているが、実際のところは「美容室で何ができるのか?」「興
味はあるが何から始めればいいのかわからない」といったサロンが多いのではないだろうか。流行に煽
られて本質を見失えばせっかくの施策も水泡に帰する。CSRやエシカルといった用語解説から具体的な
取り組みまで美容室におけるSDGsを掘り下げる。

  • Contents1

    【Introduction】日本一先進的なサロンのサステナビリティ超入門

    4年前からCSR活動に取り組みはじめたLond。その活動をリードしている石田吉信代表は、他業種でSDGsやCSRに関するセミナーを行うほどの第一人者だ。そんな彼が美容室におけるSDGsへの取り組み方をLondの実際の活動を題材に、丁寧にレクチャーしてくれた。

  • Contents2

    【Case2】島根を守るために一生働ける美容師をつくる

    過疎化が急速に進む島根県で多店舗展開を行なっているボブヘアーグループ。高齢化という地域社会の課題のために移動理美容車による訪問美容サービスを実施。リサイクル・リユースを積極的に進めたりと、地域社会の存続のために多角的にSDGsに取り組む同社から学ぶ。

  • Contents3

    【Case2】1枚のタオルから始まった“オーガニック”なつながり

    東京都渋谷区で2店舗を展開する(株)らふる。お客の「美容を楽しみたい」という願いと環境への配慮を両立させるため、ケミカルを肯定しながらサステナブルを追求している。そんな同社のこだわりのプロダクツやインテリア、オペレーションを紹介。

  • Contents4

    【Interview 1】女性らしくでもなく男性らしくでもなく、“自分らしく”

    LGBTQ当事者として様々な情報を発信している“セクマイ美容師”、KAHOさんとAIRIさんは顧客の大半が当事者で、日々リアルな声を耳にしている。多様性を尊重した社会を実現するために美容室オーナーや幹部が知っておきたいLGBTQの基礎知識や心構えを語ってくれた。

  • Contents5

    【Inteview 3】ウィッグなんてなくてもいい社会が理想なんです

    美容室が着手しやすい取り組みがヘアドネーション。NPO法人JHD&Cの認定講師、當間紀之さんはコロナ禍にも関わらず昨年は471名のヘアドネーションに対応した。技術面や、髪の毛を寄付してくれるドナーへの向き合い方など、第一人者ならではアドバイスに注目。

  • Contents6

    【interview 3】サステナブルなサロン選びをもっとステータスに

    今年4月、美容業界におけるサステナブルな取り組みを普及をすべく設立された一般社団法人日本サステナブルサロン協会。北欧の厳しい基準を満たすサステナブルな美容室の普及を目指している。同協会の猿田哲也代表に協会設立までの経緯や、全国に認定サロンを増やす意義などを聞いいてみた。

©KAMISHOBO