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月刊NEXT LEADER 2019年12月号

男性美容師“出口”のキャリアパス

一般的に男性美容師は30代でピークを迎え、その後のキャリアパスが難しいと言われている。技術は衰えないが、新規入客の難しさやカルテ枚数が減少していく現実が横たわる。幹部として組織を支えるのか、のれん分けFCのような独立の形をとるのか、それとも現場に立ちつづけるのか……。共感力が高く同性顧客との関係性を維持しやすい女性美容師とは同じ土俵で語れない。「男40、出口のキャリアパス」についてひも解いていく


特集
男性美容師“出口”のキャリアパス


Introduction
ボトルネックになっている男性美容師たちへ


CASE1
進化するのれん分けで
仲間とともに歩む
ケンジグループ(神奈川県藤沢市)

CASE2
組織のダイバーシティを広げる
キャリアパス
MINX(東京都南青山)

CASE3
男のキャリアパスを広げる
事業の多角化
シャラクグループ(富山県富山市)


CASE4
信頼でメンズ客を増やし
生涯顧客づくりを
PER-HAPS HOMME(三重県桑名市)


CASE5
共存共栄のための“卒業”という道
BAGZY(福岡県北九州市)


【連載】

伊藤 豊のイキイキ店長講座
伊藤 豊/ラポットカンパニー


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  • Contents1

    進化するのれん分けで仲間とともに歩む

    これまでのれん分けFC展開で成長をしてきたケンジグループ。34年前からスタートしているのれん分けのシステムは現在多様化しており、通常のFC制度より障壁を低くした「チャレンジFC」や、長年FCオーナーとして継続してきた人向けの「リタイアメントFC」など派生形も生まれている。現在の仕組みに加え、FCオーナーのリアルな声もお届けする。



  • Contents2

    組織のダイバーシティを広げるキャリアパス

    現在創業35年目を迎えるMINXには35歳以上の男性スタッフが多く組織に残る。主に社内外での教育を担う者、またハサミを置いてプレスとなる者、会社のバックアップを得ながら社内独立をする形もある。その多様性を生み出せる組織力と、個々が役割やポジションを担うようになった経緯や思いを紹介する。

  • Contents3

    男のキャリアパスを広げる事業の多角化

    創業82年、法人化から37年を迎えるシャラクグループでは現在30代以上の男性が35%を占める。これまではのれん分けFCというキャリアを選ぶ男性美容師が多かったが、現在は幹部として残りながら新規事業を担い、多角化していくという流れができた。今回は他事業を担う幹部スタッフの給料明細も特別に紹介。手当などの詳細もぜひチェックしてみてほしい。

  • Contents4

    信頼でメンズ客を増やし生涯顧客づくりを

    三重県桑名市のPER-HAPSでは3年前からメンズ専門サロンであるPER-HAPS HOMMEをオープンさせ、現在エリアでの注目を集めている。サロンに立つのは理美容免許を持つスタッフだ。理容事業の強化により、現場における息の長い顧客づくりに加え、フェイシャルメニューの展開や外部講師としての活動など、今後の展望をふまえた事業内容を紹介する。

  • Contents5

    共存共栄のための“卒業”という道

    福岡県北九州市のBAGZYには、10年を一つの区切りにし、今後の進路を考える風土がある。特に男性スタッフは、「卒業」と呼ばれる選択肢を選ぶ人が多い。卒業は代表の久保華図八社長と相談の上、計画的に独立の道を選ぶ、もしくはサロンを離れるというもの。卒業とは具体的にどのような制度なのか、詳しく紹介している。

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