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月刊NEXT LEADER 2019年7月号

50年以上続く美容室の 「アンチ老舗力」

人生100年時代と言われ、終身雇用・生涯美容師が叫ばれるようになった。しかし、一方で美容室の生存競争は人口減少・飽和状態のサロン出店などの背景によりますます厳しさを帯びている。
そこで今回は50年以上続く企業にフォーカスを当てた。鍵となるのは「老舗にならないサロン」。歴史を重ねながら古くならないためのヒントを、5つのケースから探る。

  • Contents1

    サロンが永く続く秘訣は “アンチ老舗力”にあり

    「人生100年時代」が叫ばれる今、“生涯美容師”として企業が環境を整えていくことが急務とされている。その中で必要なのは「アンチ老舗力」。ただ長く続けることが良いのではなく、ブレない軸を置きながら時代に合わせて変革を行う柔軟さがこれからの美容室に必須の力だ。

  • Contents2

    新しいもの好きのDNA

    今や一等地の商業施設に出店を重ね、オリジナルプロダクトも常に業界内外の話題をさらうuka。そんなukaは今年創業72年を迎えるということを、皆さんはご存じだろうか。1軒の理容室からスタートし、現在では8店舗のトータルビューティサロンを構える。ukaの歩みをひも解きながら、100年続くブランドづくりに向けたビジョンを解説する。

  • Contents3

    技と想いの伝承

    兵庫県神戸市のELLY LONDONは、神戸の地に根を張ってから今年で61年。その当時珍しかったロンドン・サスーンアカデミー研修へは1964年からほぼ毎年、スタッフが渡英しており、その先進的な考え方は現在のスタッフにも受け継がれている。サロンが順調に成長してきた中で阪神大震災も経験。絶望を乗り越え、60年もの間愛され続ける秘訣を紹介する。

  • Contents4

    革新なくして成長なし

    SERIOの成長は常に「革新」とともにあった。それは創業者・永井孝昌氏が伝え続けた「継続は衰退」という言葉に表れている。SERIOは現在二代目社長の鶴田秀彦社長が引き継いでいる。永井氏の血縁関係ではない鶴田社長への事業承継を一つのキーワードに、常に革新に挑み続けたSERIOの歴史をひも解いていく。

  • Contents5

    成長こそ最大のエンジン

    現在、FCを含めて69店舗を展開するNeolive。現社長の横山かやき社長の祖父にあたる太郎氏がつくった理容室をその起源とし、父である義幸氏が美容へと転換しのれん分けFCで拡大、さらにかやき社長が時代に合わせた戦略でNeoliveをさらに拡大させた。3代で大事にしてきたのは「人づくり」。人を、組織を育ててきたNeoliveの成長の秘訣を探る。

  • Contents6

    “やさしさ”でつながる大家族

    大阪府交野市で7店舗を展開するビューティサロンモリワキのキーフレーズは「やさしさ」だ。スタッフが離れてしまう時期を越え、「やさしい会社をつくりましょう」という理念ができあがる。数字を追い求めるよりも、スタッフの心を育てることに時間をかけてきた。モリワキの体現する“やさしい会社”とは何か、歴史を踏まえながらひも解いていく。

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