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月刊NEXT LEADER 2019年8月号

少子化が進む時代の客層戦略

VIP客比率を伸ばす具体案

人口減少時代を迎え、美容室がいかにして生き残ることができるのか……
答えの一つに「上位顧客の囲い込み」がある。
いかに美容に価値を感じてもらい、美容にお金を落としてもらうか、各エリアの成功サロンから実例を紹介する。

付録

サロンマネジメントを引き上げる“自動化”

近年、オートシャンプーやドライマシンなどの売れ行きが好調だ。その背景にはサロンでの人手不足や、「働き方改革」による効率化が求められているなどの時代の流れがある。
「手仕事の世界」と言われてきた美容業界だが、“自動化”によってサロンに潤いが生まれているのも間違いない。サロンの可能性を広げる“自動化ツール”に着目し、導入理由やサロンでの役割などを紹介する1冊です。

  • Contents1

    VIP客戦略

    人口減少、サロン数の増加に伴い、数年前よりも集客に苦戦していると肌で感じているサロンも少なくないはず。だからこそ顧客の囲い込みの一つとしてVIP客の獲得・増加が重要だ。では実際、どのようにして育てていくのか、VIP客の“育て方”フローなどを紹介する。

  • Contents2

    客層分析で「大事な顧客」が見えてくる

    VIP客育成の上で重要となるのは、自社の「大事なお客はどんなお客なのか」を知ることだ。まずは顧客分析を行い、どこが強み・弱みで、どこを伸ばしていきたいのか考える。今月も会員限定の伊藤豊氏の分析シートつき。

  • Contents3

    顧客を選び、選ばれて “お気に入り”を囲い込む

    三重県桑名市を中心に5店舗を展開するCapullo Groupは、近隣に名古屋市という大都市圏がありながら、桑名の地で生産性の最高額で170万、常時でも130万をたたき上げるサロンだ。女性のみ、完全週休2日制をとりながらこの生産性を上げるには、超至近距離でのドミナント戦略による予約枠調整の効率化と、期待を超えるための顧客体験設計がキモとなる。

  • Contents4

    セレモニービューティで差別化≒VIP化

    徳島県鳴門市で8店舗を展開するHAIRZ(ヘアーズ)は、エリアの成人式や結婚式などのセレモニービューティを担うことで他社と差別化を図り、またスタッフの接客レベルも同時に上げてきたことで顧客のVIP化につなげてきたサロンだ。セレモニービューティとサロンの2軸で、エリアにおいていかに信頼を獲得してきたのか、そのヒミツに迫る。

  • Contents5

    日本一美意識の高い女性に愛される理由

    kakimoto armsのVIP客の定義は、金額ではない。「来店回数が30回以上」となればVIP客となる。また客単価は平均で1万8000円、VIP客の中でもトップ顧客層は年間支払額が260万円という人もいるのだから驚きだ。約6割が来店周期3週間以内という“顧客の美意識の育成”のカギは、あえてマニュアル化しないスタッフの接客力にあった。

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