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月刊NEXT LEADER 2019年2月号

増税をチャンスに変える

実施が延期されてきたが、いよいよ2019年10月から消費税が10%へアップする。
5%から8%へ上がった時を思い起こすと、直前に起きた「駆け込み需要」、また増税後は「消費の節約傾向」が続いた。美容業にとっては来店周期の長期化、店販の買い控えなど売り上げ低下に直結する動きが見込まれる。
しかし、前回の経験があるからこそ今回は「備え」が可能だ。今から考えられる対策を紹介していく。

  • Contents1

    “増税対策”を制する者が2019年を制する

    増税対策は早いに越したことがないが、いつまでに何をするべきか、まずは10月から逆算して考えていくことが必要だ。伊藤豊さんの理論とともに増税に向けた流れを再確認しながら、計画立案~増税後のキャンペーンまで、具体例とともに紹介していきます。

  • Contents2

    付加価値を見直す機会に

    まず、アルテサロンホールディングスの吉原直樹会長に増税対策を尋ねてみました。最低賃金は2000年代から250円も上昇しているにも関わらず、カット価格はこの16年間でわずか199円しか上がっていない現状。増税を迎える今こそ、美容業の価格について考えていきます。

  • Contents3

    増税がブランド確立をブースト

    愛知県名古屋市のShinでは、増税を見越して既にメニューの値上げに着手開始。2018年8月の顧客アンケートを通して今までのメニューや技術に対する課題をあぶり出し、技術力と接客力の向上を図った上でまずは11月にカラーの値上げを行いました。段階的に値上げする取り組みについては誌面でご紹介します。

  • Contents4

    メニューのランクアップで サロンもランクアップ

    東京・吉祥寺のmiles by THE’RAの増税対策は「メニューのランクアップ」。前回の増税時にもメニューによる価格アップを行い、2014年4月は増税の逆風があったにも関わらず前年比114%を記録。その成功体験を活かしたメニューの「ランクアップ作戦」について、ひも解いていきます。

  • Contents5

    ツヤ髪づくり最前線

    第2特集でご紹介するのは「ツヤ髪ビジネス」で成功しているサロンの取り組み。昨今の顧客側のケア意識の高まりやSNSで見られる「#美髪」「#髪質改善」などハッシュタグがついた画像の流行により、「ツヤ髪」がトレンド化している現状があります。サロンにとっても、仕組み化しやすいツヤ髪メニューはアシスタント・休眠美容師の戦力化にもつながるメニュー。そんなツヤ髪ビジネスに成功している7サロンの取り組みをご紹介していきます。

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