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本音をぶつけあったら見えてきた
30代美容師の“これから”

インタビュー

2016.08.31.Wed

1

自分の先行きも、美容業界の先行きも気になる30代。

美容師としてずっと働くという意識が多様化してきた今だからこそ、普段絡むことがないメンバーが膝を突き合せ、これからの美容業界を考えることが必要ではないだろうか。

 

本稿では、9月1日発売の月刊『BOB』2016年10月号から、30代が考える新しい美容師の生き方、

青山・原宿の変遷を見てきた先輩美容師ならではの考え方を一部、引用した。

1、リベンジ対談:S N S かヘアデザインか! ? 37 歳、2 つの戦い方

木村直人( a i r / L O V E S T )× 森 福充( H E A V E N S )

 

37歳。タメ年の2人には、戦法は違えども、いくつかの共通項があった。2人の“相違”と“同意”に見る、自分だけの戦い方とは?

 

【相違トーク】

 「僕にとっての撮影は集客のためじゃなくて、普通の子たちを普通にかわいくするために始めたんです。サロンワークにおける足りないところを見出すための行為であり、もっと上手くなろうよっていうのが原点」

木村 「上手くても受け手(お客さま)に刺さらなければ意味がない。上手いという視点でお客さまは来ていないですよ。今の女性はビジュアルではなく、プロセスにフォーカスしているんです」

 

【同意トーク】

森 「木村さんは同い年の美容師で、業界のためにこういうやり方をする人もいるんだと意識してくれる存在。でも、僕は木村さんと同じやり方はできない。したくないというか、できない。僕は僕のやり方で、スタッフを教育し、業界に貢献していきたい」

木村 「僕は森さんのマインドに共感していて、そういったパワーを結集させてもっと大きくすることができたらと考えているんです」

 

自分の価値は

自分で上げる。

立場の異なる30代美容師の座談会では、「美容師の働き方の変化」が話題の焦点に。

面貸しやフリーランス美容師。40代、50代になって売り上げが思うように上げられなくなったときの収益モデル……。これからの美容師のミライを本気で考える、30代ならではの意見が交わされた。

2

2、30 代座談会:30 代が考えるこれからの美容

内田聡一郎( v e t i c a )× サトーマリ( s i i k a )× 高木裕介( U – R E A L M )× 馬場一馬( W A V Y S )

 

【30代、美容師語録】

内田 「自分の正義は、自分で決めるもの。それは誰にも計れない。何のために美容師をやっているか。自分はプレイヤーが好きだから、いいヘアデザインをつくることに特化したい」

高木 「僕の理想は全員オーナー。ある程度、お客さまがついたら独立。というのがこれまでの美容業界だけど、僕はU-REALMに所属しながら、それぞれが独立していく形を取りたいと考えています。

馬場 「オープンして半年。いろいろ悩みながらやっています。目指すはファッション、ライフスタイル、カルチャーを融合させたサロン。これからも原宿にこだわってやっていきたい」

サトーマリ 「siikaは学芸大学で、今まで原宿でやってきたことができたらカッコイイと思ってる。私は女性美容師だからこそ、できることをやりたい。3店舗になったら託児所をつくりたいと考えています」

 

今までにない美容室とは?

美容業界に新しい風を

 

右肩上がりに売り上げを伸ばし続け、美容学生が就職したいサロンとしても注目される2人の若手オーナー。これから巻き起こそうとしている美容旋風について訊ねた。

33、30 代若手経営者対談:注目の若手経営者2 人のリーダーシップ論

小林K e n( A S S O R T )× 髙木琢也( O C E A N  T O K Y O )

 

【30代、リーダー語録】

髙木 「O C E A N  T O K Y Oは、FCバルセロナのようなチームを目指している。日本代表ではダメ。全員が世界で通用するスター集団になれるように、いつか海外に出店したいとスタッフと話しているところです」

小林 「僕が海外に出店するのは、他店と違うことをしたかったから。“集客サイトのためにヘアスタイルをつくって撮影して”の繰り返しに意味が見出せなくなってしまって。東京の店も海外の店もアンダーグラウンドなブランディングで、“謎の店”だけど行ってみたらよかったと言ってもらえるサロンを目指しています」

 

 

ごまかしが効かない時代、

ごまかさないホンモノの仕事

BOB世代へ贈る、2人の先輩美容師からの、厳しくもアツい“エール”。

30代は美容師思春期。そんな30代を導いてくれる思考とは?

4

4、先輩対談:イマの美容師に、1番必要なことって何ですか?

須崎勝己( G A R D E N )× 角 薫( R U A L A )

 

【美容師ブームを駆け抜けた、先輩後輩トーク】

須崎 「うちの(河野)悌己は、30代前後を“美容師思春期”って言ってる(笑)。あいつ自身も、その頃に独立とか迷ってたしね」

 「それウマい! そんな子たちになんて声かけます? 須崎さんだったら」

須崎 「んー、何も言えないよ(笑)。でも、自信ないとか言ってる暇あったら技術に向き合え、かな」

(省略)

須崎 「特に男性美容師に多いんだけど、100万そこそこで伸び悩んでる子たちって技術に対する頑固さがズレてる子が多いと思う。誰のための技術か、それは目の前のお客さまのためで、最終的に本気で後輩に教えていく、というような気概がない子かな」

 「それで『これなら自分でやった方が効率がいい』と思って、面貸しサロンに行くんだと思うんですよ。だから本人は逃げているつもりはなくて、詰め方が甘いことも教え切れてないのは、こちらの責任でもあるなと思います」

 

(本音トークの全貌は、月刊BOB10月号 第2特集でチェック!)

月刊BOB 2016年10月号

「30代、これからの美容師に必要な思考」

Profile

【リベンジ対談】

木村直人( ai r / L O V E S T )

きむらなおと/1978 年10月15日生まれ。岡山県出身。国際文化理容美容専門学校卒業。都内2 店舗を経てair 入社。現在はair / LOVEST ディレクターを務める。ウェブコンテンツなどでいくつもの媒体への寄稿を行い、gricoのエザキヨシタカ氏とのユニット「Multiverse」ではオンラインセミナーを展開。2016年ヘアカラーに特化したWEBマガジン「THROW journal」(ビューティーエクスペリエンス)の編集長に就任。

 

森 福充( H E A V E N S )

もりよしみつ/1978 年10月27日生まれ。福島県出身。真野美容専門学校卒業。HEAVENS入社。HEAVENSディレクターとして、原宿店と2016 年8月にオープンしたばかりの表参道店を牽引。わかりやすい理論で導くカットセミナーは全国で人気を博しており、コンテスト審査員としても活躍。街の女性たちをオシャレで素敵なヘアにするヘアサイト「HAIR CARALOG.JP」に参加。

 

【30 代座談会】

サトーマリ( s i i k a )

さとーまり/1981 年12月23日生まれ。茨木県出身。ハリウッド美容専門学校(現・ハリウッドビューティ専門学校)卒業後、ULTRA C入社。2015年、ULTRA Cを退社し、今年2月出産。同月、代表であり旦那でもある加藤龍矢氏とともにsiikaを立ち上げる。産休を経て今年8月からは週4日、11 時~ 18 時まで勤務。

 

高木裕介( U – R E A L M )

たかぎゆうすけ/1977 年8月15日生まれ。北海道出身。山野美容専門学校卒業。都内数店舗を経て、AFLOAT の店長に。2005 年U-REALMオープン。同店代表。現在はU-REALM本店の他に、6 店舗(FC含む)を展開。現在はサロンの枠を超えて美容師15 名、カメラマン3名で構成される「東京ブレンド」の代表としても活躍。

 

馬場一馬( W A V Y S )

ばばかずま/1983 年3月28日生まれ。福岡県出身。ハリウッド美容専門学校(現・ハリウッドビューティ専門学校)卒業後、SHIMA 入社。青山店での店長を含め13年勤務。今年2月SHIMAを退社し、今年4月原宿にWAVYSをオープン。3年以内に2店舗目の出店を目指し、自身もアイコンとなって原宿カルチャーを発信中。

 

内田聡一郎( v e t i c a )

うちだそういちろう/1979年8月30日生まれ。神奈川県出身。国際文化理容美容専門学校卒業。2003 年VeLOのオープニングに参加。veticaディレクターを務める。2016 年JHA 大賞部門ノミネート。著書の『自分の見つけ方』(髪書房)でまとめた内田流のブランディング術は若い世代を中心に幅広い支持を得ている。

 

【30 代若手経営者対談】

小林Ken(AS SO R T )

こばやしけん/1984 年4 月20日生まれ。アメリカ合衆国テキサス州出身。名古屋ビューティーアート専門学校卒業後、都内2 店舗を経て「ASSORT TOKYO」をオープン。現在ニューヨークに2 店舗、香港に1 店舗、青山に2店舗、原宿に1 店舗を展開。

 

髙木琢也

( O CE AN TO K YO )

たかぎたくや/1985 年7 月14日生まれ。千葉県出身。早稲田美容専門学校卒業。都内1 店舗を経て、中村トメ吉氏とともに2013 年OCEAN TOKYOを立ち上げる。メンズ客比率が多いながらも2015 年3 月に月間技術売上1200 万円を記録。現在、原宿に3 店舗を展開。

 

【先輩対談】

須崎勝己(GARDEN)

すざきかつき/1966 年11 月23日生まれ。茨城県出身。1年間の一般企業勤務を経て美容師を志し、真野美容専門学校にて美容師免許を取得。都内1 店舗を経て、OPERA(現ACQUA)に参加。2006 年、東京・表参道に森内雅樹氏・加藤敏行氏と共にNEUTRAL(GARDENブランドの前身)をオープン。スマートな時流分析と泥臭いリーダーシップの合わせ技で、原宿、銀座と店舗を展開。経営者向けセミナーの講師等で活躍。弊社刊行の美容室店長・幹部向け月刊誌『NEXT LEADER』編集委員も務める。

 

角 薫( RUALA )

すみかおる/1975 年1月28日生まれ。青森県出身。国際文化理容美容専門学校卒業後ヘアメイクの仕事に憧れ、OPERA(現・ACQUA)の門を叩く。新卒採用1 期生として入社。デビュー1 年で売上350 万円を達成するなど、男性美容師に負けない活躍を見せ、28 歳で店長に就任。その後2011 年、当時後輩だったちはる氏と共に東京・原宿にdeaをオープン。「女性が働きやすいサロン」をコンセプトに、女性のニーズを汲んだヘアデザインとおもてなしで支持を集めた。2016 年、ちはる氏と共に同じく原宿にRUALAをオープン。

 

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