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【CUT DESIGN METHOD 内田流+αカット】
あなたの武器はなんですか?
自分らしさを追及する、vetica内田聡一郎からの挑戦状

インタビュー

2017.03.13.Mon

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2月19日に、自身のキャリア初となるカット技術本『内田流 +αカット』を発売したvetica内田聡一郎さん。

本書の中で提案するのは、基礎を活用しながら自分らしさを表現する独自のカット、“+αカット”だ。

書籍発売を記念して、本人に直撃インタビュー。

出版に至るまでの経緯や、内田流カットの極意。

そして若い世代の気持ちに火をつける、

熱い想いを余すことなく語ってもらった。

 

これからの美容師は、技術に原点回帰する

 

― 前著『自分の見つけ方』から約4年。

仕事への向き合い方に、変化はありましたか?

 

内田:『自分の見つけ方』は、これからの美容師に必要な「自己プロデュース」のノウハウを僕なりに提示した本です。もちろん4年経った今でも、セルフブランディングを重んじる気持ちは変わりません。

しかし、TwitterやInstagramを更新することは今や当たり前。

発信することがより手軽になった今、

お客さまの心をつかむためには、自己発信だけでは足りないと考えるようになりました。

 

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UCHIDA流“自分ブランディング”のススメ
自分の見つけ方
本体価格2,500円+税
 
 
 

― 今の美容師が、お客さまの心をつかむために必要なこととは?

 

内田:オンライン上での気軽な発信ではなく、オフライン上、

つまりお店で味わう「感動体験」。

実際に来店されたお客さまが、仕上がったヘアスタイルにどれだけ満足してくれるかどうかが大切です。

美容師は、その手で人を満足させる技術職。

美容師のあり方は日々多様化し、目指す方向性も人それぞれですが、僕はこれからの美容師は必ず“技術”に原点回帰すると考えています。だからこそ、僕もここで一度、自分が習得した技術を一冊の本にまとめてみようと思いました。

 

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迷いのない技術力を土台に、

“+α”の味付けで個性をアピール

 

― 内田さんが、カットをする上で大切だと思うのはどんなことですか?

 

内田:何よりもまず、「迷いのない技術力」が必要です。

コンテストなどで若手美容師さんのカットを見ていて気になるのが、意外と感覚で切っている人が多いということ。

セニングでなんとなくシルエットをつくって、その場ではいい感じに仕上がったとしても、同じスタイルをいつでも再現できなければ意味がありません。

つくりたいスタイルをいつでも形にできるようになるために必要なのは、

感覚でなく頭を使ったカット。

1人ひとりの髪質や骨格に合わせて、どこを切ってどこを残せばいいのか? 

常に考えながらカットするクセを付けることが大切です。

何度も切って経験値を増やせば、すばやい判断が身に付き、迷いもなくなります。カットに自信が持てれば、お客さまとのトークを楽しむ余裕もでき、より「感動体験」を味わってもらいやすくなるはずです。

 

― カットで自分の個性を表現するためには、どうすればいいのでしょうか?

 

内田:前髪のカットラインや、顔周りの質感など、自分なりのひと手間を加えることを意識しています。

これが、本の中で僕が提案している“+αカット”。お客さまのよさを引き出し、なおかつ僕の個性もアピールできるようなベストバランスをいつも探っています。

そして大切なのは、“+α”の効果を、お客さまにもわかってもらうこと。だまってカットしていても、お客さまにはそのこだわりが伝わりません。

たとえば、耳上の髪を立体裁断して抜け感を出す場合は、「これで髪を耳にかけると、フィットするでしょ? 今のが裏ワザなんだよね」とアピール。お客さまを「この人のカットはすごいな」と納得させられるようなプレゼン力が、身に付けた技術力をさらに引き立たせてくれると思います。

 

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必要なのは、“反骨精神”と“上昇志向”

 

― 『内田流+αカット』は、どんな人に読んでもらいたいですか?

 

内田:カットを学んだことはあるけれど、いまいち技術に自信がないという人。そして、技術を極めても、お客さまがついてこないと思って悩んでいる人にこそ読んでもらいたいです。

大勢の美容師がひしめく今の時代、たしかに「技術がうまい=売れる」とは言い切れませんが、だからといって技術がないのに売れようとしても、必ずどこかでつまずきます。『内田流+αカット』では、12体のカット解説のほかに、これからの時代を生き抜く美容師のためのエッセイ集も収録しています。それを読めば、技術力がいかに自分の助けになるかが分かるはず。

この本と共に、もう一度カットに向き合ってみてもらえたら嬉しいです。

 

― 最後に、HPを見ている方にメッセージをお願いします。

 

内田:最近僕の中で、“反骨精神”がテーマなんです(笑)。

特に若い世代には、もっと上昇志向を持ってほしい。「あの人すごい」と思うだけでは、その人を超えることができないと思います。

本を読んでくれた方から、「刺激を受けました!」「勉強になりました!」というコメントをいただくことはとても嬉しいですが、本当は「内田の本、読んでやるぜ」くらいの心持ちで手に取ってみてほしい。

本を読んで、「たいしたことないな、これなら俺の方がすごい」と思ってもらったってかまいません。

本の中で提案しているのは、あくまで僕が導き出した答えの1つ。

けれど、正解は1つだけではありません。ただ読むだけで満足せず、自分はこれからの美容師人生を、何を強みに生きていくのか? 何を目標に努力を続けるのか? 改めて見つめ直してみてほしい。

この本を1つの通過点として、もっと上のステージを目指してほしいと思います。

 

 


内田聡一郎(vetica) プロフィール 

1979年8月30日生まれ、神奈川県出身。国際文化理容美容専門学校卒業後、1店舗を経て2003年にVeLO オープニングに参加。店長兼ディレクターを経た後、2009年にVeLOの姉妹店となるveticaのディレクターに就任。現在、veticaトップディレクター。サロンワークをはじめ、一般誌や専門誌、セミナー、数々のミュージシャンやアイドルのヘアメイクなど、幅広く活躍中。

Instagram: https://www.instagram.com/soucuts/

Twitter:https://twitter.com/soucuts

 

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