KAMISHOBO
KAMISHOBO

Backnumber

月刊BOB 2022年3月号

価値観に人は集まる

美容師のバリューシフト

価値観に人は集まる
美容師のバリューシフト


あふれすぎる情報、次々に移り変わるトレンド。コロナ禍で起こった〝バリューシフト〟を経て、モノからコトへ、そして感情や心の豊かさを重視する方向に人々の関心は動いている。アフターコロナの世界は、モノやコトの裏にある〝考え方や哲学〟に共感できるか否かで、選び・選ばれる世界になっていくのではないだろうか。
美容室でも同じ流れが生まれつつある。打ち出すヘアデザインやサロンの空間づくり、スタッフがまとう空気感、SNS 発信の仕方など、一見とがっているように見える姿勢こそ情報過多な時代に必要なマインドだ。
移り変わりが激しく、人々が何を信じていいのか不安な社会に必要なのは“ ぶれないこだわり”。3つのサロンが持つそれぞれの哲学を通して、これからの美容室のあり方について探っていく。


表紙・巻頭
Don't explain your philosophy. Embody it.
山下純平/hodos

Part1
白でもない、黒でもない
どちらでもないものが放つ
“存在感”が好き
英香/une

Part2
アパレルもやっているから
つくれる髪がある
沢井卓也/jurk

Part3
五感を刺激する空間で
〝ソリッド〟なブランドづくりを
山下純平/hodos

Part4
バリューシフトしたら、美容の本質が見えてきた
〝こだわり〟ってどうやってつくってますか?
大川英伸/Praha、山下純平/hodos

ぶちかかませ12月!西のZ世代が急成長中
LINDO TOKYO@大阪
miyu、柳本 星、RYOKI/LINDO TOKYO


【好評連載】
黒木流 酸性パーマ大全 Vol.7/黒木利光/CHARLES DESSIN
HACOの中身をのぞいたら……Vol.3
“マンガで帰ってきた”成功する美容師の絶対法則 指名力 Vol.6/中野友介



Order

この書籍を購入する
  • Contents1

    Don't explain your philosophy. Embody it.

    都内有名店から独立し、hodosをつくった山下純平さん。
    SNSのみの集客で2カ月先まで予約はいっぱい。感度の高い女性客がまたさらに女性客を呼んでいる。
    今回のテーマは「真っ当」。SNSで発信をしているからこそ本質的なものの重要性に気づいたという。飾り気のない、まっすぐに勝負したデザインをぜひ誌面で。

    山下純平/hodos

  • Contents2

    特集part1  どちらでもないものが放つ存在感が好き

    東京・南青山にある隠れ家的サロン・une。
    英香さんが今回、産休中にもかかわらず取り組んでくれたのが「グレー」というテーマだ。女性らしさや男性らしさをあえて中間・グレーな存在に昇華するというのがサロンが持っているポリシーだ。今回、女性と男性モデルそれぞれが持つ曖昧さ、グレーな部分をおしゃれに表現してくれた。

    英香/une

  • Contents3

    Part2 アパレルもやっているからつくれる髪がある

    この1月に東京店を出店したjulkの沢井さん。
    名古屋で既に展開していたアパレルブランドを東京店でも展開し、髪と服のトータルデザインを発信していく。
    アパレル不況が続く中、美容師だからこそ提案できるアパレルとのトータルコーディネートを、南青山と名古屋2拠点で発信していく。

    沢井卓也/julk

  • Contents4

    Part3 五感を刺激する空間でソリッドなブランドづくりを

    hodosには美容室だけではなく、フラワーショップや香りを楽しめる空間がある。
    「美容室に来たついでに何か得られるものがあれば」という思いからスタートしたお花と香りの空間づくり。
    空間づくりや五感をいやす花や香りについての哲学を、山下さんのインタビューを通して紹介します。

    山下純平/hodos

  • Contents5

    〝こだわり〟ってどうやってつくってますか?

    今、「美容師が気になる美容師」として名が挙がった大川英伸さん(Praha)、山下純平さん(hodos)。
    二人が考える「こだわりのつくりかた」とは?
    情報社会に生きる私たちに必要な考え方のヒントが、ここにあります。

    大川英伸/Praha、山下純平/hodos

  • Contents6

    ぶちかませ12月!西のZ世代が急成長中! LINDO @大阪

    12月にあえて最高売上を目指さない流れがある中、大阪のルーキーたちが大きな数字を残した。
    ハイトーンで単価1万あっぷした柳本さん、ピンク推しで総売上10倍になったRYOKIさん、ミルクティーベージュ押しで900万円超えを果たしたmiyuさん。

    なぜここまでの数字をつくれたのか?そして仕掛け人のRYUSEIさんが考える未来とは・・・?

    あまり数字を気にしない若い世代にこそ必読の企画です!

    柳本 星、RYOKI、miyu/LINDO TOKYO

©KAMISHOBO