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月刊NEXT LEADER 2023年6月号

美容室は“体感”する場に

売らない店販

コロナ禍を経て、再び店販マーケットが盛り上がっている。この背景には、スキンケアから美容機器に至るまで商品の幅が広がったことと、情報過多な時代だからこそ、美容のプロからアドバイスを受け、体験してから購入したいという消費者ニーズが見え隠れする。さらにECの普及によってリアルからオンラインでのクロージングが可能になった。決して押し売りにはならない「売らない店販」の最前線をレポートする。

【Theme1】
体験の提供

【Case1】
現場から生まれるサステナブル店販
FRACTAL DESIGN(長崎県長崎市)

【Case2】
エリアをつなげるビューティフェア
COLCHE(静岡県伊東市)

【Theme2】
ECの可能性

【Case1】
リアルとデジタルを融合し店販購買率50%は目前
MINX渋谷スマートサロン(東京・渋谷)

【Case2】
店販に強いサロンがEC導入で見えてきた未来
MISS ESSENCE(愛知県名古屋市)

【Tool】
店販オリジナルカタログ見本市
コマキグループ(兵庫県西宮市)、FRACTAL DESIGN(長崎県長崎市)、gigs(愛知県名古屋市)、urupool(神奈川県横浜市)

  • Contents1

    【Theme1 体験の提供】現場から生まれるサステナブル店販

    美容室で扱う店販商品のバラエティが広がる中、“美容室=体験する場”という側面に注目が集まっている。長崎市のFRACTAL DESIGNもまた、体験を提供しているが、同社が重視しているのは店販をサステナブルにするための、美容室でしかできない体験。持続可能な店販を実現するためのキーワード「基礎店販」と「ワクワク店販」をrレポートする。

  • Contents2

    【Theme1 体験の提供】エリアをつなげるビューティフェア

    静岡県伊東市のコルチェでは今年2月に創業以来初のビューティフェアを開催。メニューや美容機器の体験のほか、地域のショップとのコラボレーションなど、文化祭さながらの楽しいイベントとなった。このイベントを通して同点が目指したのは美と健康のプラットフォームとなること。実り多かった1日を振り返る。

  • Contents3

    【Theme2 ECの可能性】リアルとデジタルを融合し店販購買率50%は目前

    東京・渋谷のMINX シブヤスマートサロンは100坪の大型サロン。1/3の面積を店販スペースが占めることからも、店販への注力度がわかる。同店の特長はリアルとECの融合。リアルコミュニケーションでの提案力をECでのクロージングで発揮し、店販購買率や店販単価は右肩上がりに伸長。そんな同店の取り組みを深掘りする。

  • Contents4

    【Tool】店販オリジナルカタログ見本市

    インターネットショッピング隆盛の今、あえて美容室で購入してもらうための手段の一つがオリジナルカタログ。店販力に定評のある4サロンのカタログを大解剖。誌面デザインの他、印刷部数や制作コスト、スケジュールまでを明らかにする。(コマキグループ/兵庫県西宮市、FRACTAL DESIGN/長崎県長崎市、gigs/愛知県名古屋市、urupool/神奈川県横浜市)

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