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月刊NEXT LEADER 2026年1月号

月刊NEXT LEADER 2026年1月号

ハサミ以外で売り上げを伸ばす

スカルプ・脱毛・スキンケア


長引く物価上昇で消費者の節約志向が強まる中、ヘアカラーやヘアケアといった既存メニューでの単価アップは難しくなっている。そこで注目したいのがスカルプ、脱毛、スキンケアといった皮膚科学に基づいた髪以外のビューティメニュー。美容医療への抵抗感が薄れている今、消費者は必要な施術や商品には投資を惜しまない傾向にある。顧客との信頼関係という美容室ならではのアドバンテージを活かすため、最新の成功事例を追う。


【INTRODUCTION 1】
時代とともに変化したトータルビューティ

【 INTRODUCTION 2】
美容室経営に取り入れたい“髪以外”のトレンド

【CASE1】
伝統と革新でビューティのハブになる
クレアトゥール(高知県高知市)

【CASE 2】
妥協なき追求が生む美容室の可能性
CHIKO (奈良県橿原市)

【CASE 3】
ヘルスケアがもたらす感情的満足感
re true(埼玉県さいたま市)

【CASE 4】
値上げを物ともしない長年培ってきたスパ文化
アバンザーレグループ(茨城県水戸市)

  • Contents1

    伝統と革新でビューティのハブになる (クレアトゥール/高知県高知市)

    c クレアトゥール(高知市)は5店舗を展開し、ヘア・フェイシャル・ホームケアを一体化した提案が強み。シャンプー台で受けられる“美容室以上エステ未満”のメニューが充実し、新商材を継続投入する姿勢が顧客に支持されている。美容師とエステティシャンが連動する体制も特徴だ。記事では、この独自モデルの真価をより深く知ることができる。

  • Contents2

    妥協なき追求が生む美容室の可能性(CHIKO/奈良県橿原市)

    CHIKO(奈良県橿原市)は8店舗を展開し、カフェやブランド開発など多角化を推進。全メニューにリセットスパを付与し、スパ比率100%と高単価化を同時に実現した。奈良産成分にこだわる「awoni」やスパ専門店など、女性視点を反映した世界観が際立つ。記事では、多事業が連動して生まれる価値構造が明らかになる。

  • Contents3

    ヘルスケアがもたらす感情的満足感 (re true/埼玉県さいたま市)

    re true(埼玉県さいたま市)はヘアサロンとエステの2店舗を展開し、インナーケアとホームケア提案を軸に成長。来店直後に目を引く商品ディスプレイから施術・ECへ自然に流れる導線設計が特徴。断言型カウンセリングが意識変化を生み、高単価メニューへ発展しやすい。記事では、感情価値を起点にした仕組みの全貌に触れられる。

  • Contents4

    値上げを物ともしない長年培ってきたスパ文化(アバンザーレグループ/茨城県水戸市)

    アバンザーレグループ(茨城県水戸市)は県内に15店舗を展開し、15年前からヘッドスパに注力。新人教育への組み込みやカラー会員制度との連動で高いスパ比率を維持している。店販強化チームによりコスメ提案も活性化し、VIP向けサロンも好調。長年の積み重ねが独自の価値を形成する同社の戦略は示唆に富む。詳細は記事でその強さの源泉を確かめられる。

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