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月刊NEXT LEADER 2024年5月号

月刊NEXT LEADER 2024年5月号

次世代へのバトンのつなぎ方

事業承継

ここ数年、業界内の事業承継の動きが非常に活発になっている。1980年代の好景気の波に乗って創業したオーナーが退任するタイミングが重なっていたり、老舗サロンの2度目の事業承継など、会社ごとに背景は違えど、スムーズな引き継ぎが永続的なサロン発展につながることは間違いない。候補者選びから経営権・財産権の承継まで、5つのサロンの事業承継をレポートする。

【特集】
次世代へのバトンのつなぎ方
事業承継

【Introduction 1】
事業承継は大変革のチャンス

【Introduction 2】
美容室のM&Aはより身近な存在に
取材協力/松栄 遥((株)スピカコンサルティング)

【Case 1】
着実に進める“王道”な事業承継
BUDDY HAIR(愛知県名古屋市)

【Case 2】
マネジメントもクリエイション
snob(京都府京都市)

【Case 3】
本当の家族のような奇跡のトライアングル
HAIR POCKET
(兵庫県明石市)

【Case 4】
不動のツートップから求心型の成長集団へ
EAST HAM
(岐阜県岐阜市)

【Case 5】
2度目の親族外承継でめざす飛躍
SERIO(愛知県岡崎市)

【連載】
ネクストリーダーのブレイクスルー
Vol.5
中 雄大(route△)

  • Contents1

    【Introduction】美容室のM&Aはより身近な存在に

    事業承継の選択肢の一つとして注目が高まっているM&A。かつてはネガティブなイメージもあったが、ここ数年はスモールM&Aも増えており、会社を存続させるための策の一つとして定着しつつあるようだ。(株)スピカコンサルティングの松栄遥氏に、昨今の美容室のM&A事情を聞いてみた。

  • Contents2

    【Case1】着実に進める“王道” な事業承継(BUDDY HAIR/愛知県名古屋市)

    愛知県名古屋市で8店舗を展開するBUDDY HAIRは一昨年社長交代を行い、代表取締役会長と代表取締役社長のダブル代表制度を敷いた。後継者選びや後継者を支える体制づくりなど、数年かけて事業承継のプロセスを進めてきた。社内外から応援してもらえる新体制をどのように整えてきたのか。お手本のような事例を紹介する。

  • Contents3

    【Case2】技術とデザインがDNA(snob/京都府京都市)

    京都市のsnobは創業者の吉田隆司氏がJHAグランプリを受賞するなど、高い技術とクリエイティビティで知られるサロン。一方で、FCを含め7店舗を展開するなど、マネジメントやビジネスにも長けている異例のデザインサロンだ。カリスマ的な創業者の後をどう継いでいくのか? 美容室ならではの事業承継のあり方を探っていく。

  • Contents4

    【Case3】本当の家族のような奇跡のトライアングル(HAIR POCKET/兵庫県明石市)

    兵庫県明石市で6店舗を展開するHAIR POCKETは2018年に事業承継を行なった。後継者になったのは親族外の兄弟。創業者である西原千代子氏のスタッフに対する愛情を引き継ぎながら、集客や採用においては新しい取り組みに挑戦してきた同社は、事業承継以降の業績が右肩上がり。本当の家族のような関係性の築き方を探った。

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