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月刊NEXT LEADER 2024年8月号

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アシスタント枯渇時代の選択肢

ワンオペサロン

求人難や早期離職者の増加に伴い、アシスタント数が少ないサロンが増えている。特に地方や郊外に行くほどその傾向は顕著だ。こうした現状の中で、多店舗展開サロンは働き方の一つとしてワンオペサロンをつくり、個人店では売り上げの天井を越えるべく差別化に取り組んでいる。いずれにしてもサロン軒数が増えていく限り、この流れは止められないだろう。アシスタント枯渇時代を生き抜くための仕組みづくりと生産性の上げ方を紹介する。


【経営編】
キャリアパスとしてのワンオペサロン

【Case 1】
ワンオペを軸とした長く働ける環境づくり
牛若丸(静岡市駿東郡)

【Case 2】
自立と多様性のためのワンオペ活用
ルプラボウ(愛知県豊橋市)

【現場編】
ワンオペ営業で生産性200万円を超える

【Case 1】
VIP客を増やす揺るぎないコンセプト
髪の治療院 山と空(福岡県北九州市)

【Case 2】
客数で200万円を超えるための三本柱
iRie(東京都小金井市)

【Special Report】
たった一人で起こした起死回生の業態変革
ヴァンサンク(大阪府大阪市)

【連載】
ネクストリーダーのブレイクスルー Vol.6
津賀雅也/(株)One Bloom

  • Contents1

    【CASE1】ワンオペを軸とした長く働ける環境づくり(牛若丸/静岡県駿東郡)

    昨年創業30周年を迎えた(株)牛若丸は、時代に流れに合わせて随時業態変革を続けており、直近10年間はコロナ禍の影響もなく、右肩上がりの成長を続けている。同社の運営するワンオペサロンは、ベテランのママ美容師が活躍する店舗と、2018年に整備した社内業務委託制度で働ける商業施設内の店舗。さらなる少子高齢化を見据えた同社のワンオペへの取り組みにクローズアップ。

  • Contents2

    【Case2】自立と多様性のためのワンオペ活用(ルプラボウ/愛知県豊橋市)

    今年創業40年を迎える愛知県豊橋市のルプラボウには4つのサロン形態があり、そのうちの2形態がワンオペで営業している。一つは一定の売り上げがある女性美容師が在籍するハイキャリアサロンで、もう一つが「雇用しなくてもつながり続けられる関係性」を実現するためのシェアサロン。人材育成の場でもある教育サロンの鮮度を保つためには多様な「出口」が必要と考える同社。2つのワンオペサロンの仕組みや報酬の制度まで公開する。

  • Contents3

    【Case1】VIP客を増やす揺るぎないコンセプト(髪の治療院 山と空/福岡県北九州市)

    福岡県北九州市の「髪の治療院 山と空」には、その冠通り、髪や頭皮に悩みを抱える顧客が遠方から訪れる。年間支払額10万円以上のVIP客が6割以上を占め、客単価は27,000円越え。地方でもこれだけの単価をチャージできる秘密は、予約はバッティングさせず貸切にする、季節ごとに厳選した茶菓子を用意するなど、顧客がゆったりと過ごせる仕組みを整えているから。その仕組みとおもてなしの全貌を紹介する。

  • Contents4

    【Case2】客数で200万円を超えるための三本柱(iRie/東京都小金井市)

    東京都小金井市のiRieはレゲエが流れるチルな空間。だが、その雰囲気とは裏腹に、サロンオペレーションは緻密に設計されており、粕谷泰平代表はワンオペで平均11人のお客をこなし、月間250万円以上を売り上げている。ポイントは予約の取り方・施術のスピード・無駄の排除という三本柱。ワンオペで200万円超えるための秘策を伝授してもらった。

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