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月刊NEXT LEADER 2025年5月号

月刊NEXT LEADER 2025年5月号

初任給25万円時代が到来!

賃上げ時代にできること

人材確保で優位に立つため、美容業界に限らず賃上げが顕著になってきている。もちろん、初任給を上げられるだけの体力があればそれに越したことはないが、売り上げや生産性が上がらない限り、賃上げしたくてもできないというのが多くの経営者が抱える悩みだろう。差し迫る賃上げ圧力の中で、どうやって人材を獲得し定着させていくのか? 全国各地のサロンの対策を取材する。

【Introduction】
今のうちに考えておきたい賃上げ時代の一手

【Interview1】
全社員のベースアップで美容業界に本気を示す
西山和平(ケンジグループ/神奈川県藤沢市)

【Interview2】
初任給25万円が照らす”社会地位向上”への道筋
佐久間正之(ファイブスターグループ/福島県郡山市)

【Case 1】
社員の「もっと!」を叶える働き方のバリエーション
古藤知裕(hair resort Ai グループ/東京都台東区)

【Case 2】
定着率を高めるマッチング採用と早期育成
阿部清貴 (ONE'sグループ/神奈川県厚木市)

【Case 3】
給与アップを支える人勢育成の”攻守”
横沼誠一(blanc/山口県山口市)

【Case 4】
マンツーマンの限界突破で給与アップを目指す
石川康大(GOOD HAND GROUP/青森県青森市)

【Special Report】
悪いのは学校か?サロンか?試験制度か?
業界の課題を問う
谷本穎昭(日本理美容教育センター理事長)

  • Contents1

    【Interview1】 全社員のベースアップで美容業界に本気を示す (ケンジグループ/神奈川県藤沢市)

    グループ全体で171店舗を展開するケンジグループは、2025年秋から全社員の基本給を25万円に引き上げた。その目的を「美容師の地位向上をめざす姿勢を具体的な行動として示すため」だと、西山和平代表は語る。1700名を超える社員全員のベースアップを実現させるロードマップとは? 美容業界のオピニオンリーダーが本気を示す。

  • Contents2

    【Case 1】 社員の「もっと!」を叶える働き方のバリエーション(hair resort Ai グループ/東京都台東区)

    東京都を中心に25店舗を展開するhair resort Aiグループは、社員のやりたいことを徹底的に応援する社風。新ん入社員は自分のペースやライフプランに合わせて職種を選んでおり、美容師兼アイリストなど、複数の職種を兼任する人も多い。個性にあった働き方を選べ、頑張るほど稼げるシステムは、時流を読みとり臨機応変に変わり続けてきたもの。同社の施策を追えば、美容業界の流れが見えてくる。

  • Contents3

    【Case 2】 定着率を高めるマッチング採用と早期育成 (ONE'sグループ/神奈川県厚木市)

    神奈川県や東京都を中心に急拡大するワンズグループ。直近4年間で離職者は2名のみと、驚異的な定着率の高さを誇るが、採用時に会社とマッチングする学生を選んでいるのが大きな要因。人柄や性格が滲む採用プロセスに組み込んだり代表に逆面接させたりと、ユニークな同グループの採用活動を、採用からデビューまでのカレンダーで紹介する。

  • Contents4

    【Case 3】 給与アップを支える人勢育成の”攻守” (blanc/山口県山口市)

    山口県を中心に、近畿や九州で全23店舗を展開するブランは、初任給を20万円から22万円に、新卒以外のスタッフの基本給を22万円から25万円に引き上げた。賃金アップを可能にしたのは、人事評価制度や人事・教育にまつわる部署の見直し、面談制度など包括的な施策が奏功した結果だ。拡大を続ける同グループの人材育成の秘密に迫る。

  • Contents5

    【Case 4】 マンツーマンの限界突破で給与アップをめざす(GOOD HAND GROUP/青森県青森市)

    青森市を中心に26店舗を展開するグッドハンドグループでは、今後の給与アップのために生産性向上に努めている。3人のユニットのチームワークで40%の還元率をめざす「セミマンツーマン制度」や、3人のスタッフ間で1か月ごとに店長をローテーションさせる制度などの取り組みで生産性は47万円から70万円を超えるまでに。そのユニークな施策にクローズアップする。

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