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月刊NEXT LEADER 2024年6月号

変化する大人女性のウォンツ

エイジング店販

日本人の年齢の中央値は今や約50歳。大人女性は美容室のメインターゲットであり、彼女たちのウォンツを満たすことが売上アップの最短ルートだ。肌や髪、身体のエイジングに加え、ホルモンバランスの変化にも悩まされている大人女性だが、スキンケアやヘアケア、インナーケアなど美容室で提案できる解決法は数多い。髪を切る場所から、悩みを解決する場所へ。店販やメニューで大人女性の悩みに応える方法を紹介する。

  • Contents1

    【Introduction】エイジング店販は“揺らぎ”対策

    以前は美容室で扱われるアイテムといえばヘア関連がほとんどだったが、今はスキンケアやメイク、内面美容、健康関連とバリエーションが豊富だ。ただヘアスタイルを整えるだけの場所を超え、健康でいきいきとした毎日のヒントを得られる=ウェルネスを叶える場所へ。エイジング店販は美容室の価値をあげる武器となる。

  • Contents2

    【Case1】ヘアケアだけでなく健康需要も取り込む(urupool/神奈川県横浜市)

    横浜市のurupoolは大人女性から圧倒的な支持を集めているサロン。予防的なアプローチのケアメニューに「保護」というネーミングを施し、ケアメニュー全体のメニュー率を引き上げた。健康志向の高まりを読み取り、ヘルスケアも積極的に提案。メニューからホームケアに連動させ、高い店販比率を実現している同社の取り組みを紹介。

  • Contents3

    【Case2】フェムケアをおしゃれに提案(SUU/愛知県北名古屋市)

    愛知県北名古屋市のSUUは、ハイセンスなデザインサロンとして知られるin chelseaが出店した小さな美容室。女性に気持ちよく毎日を過ごしてもらうために、髪や肌を綺麗にするだけでなく、体の内側や心のケア、さらにはフェムケアまで提案している。美容室の新たなあり方を探って奮闘する代表・SAYAKAさんにクローズアップ。

  • Contents4

    【Case3】SNSでファンを育てる令和の店販女王(LIOS/岡山県岡山市)

    岡山市のLIOSのMAYUさんは2年連続で12月の個人売上1000万円超えを達成。エイジングケアの女性からの“共感”が強固な信頼につながっているからこその圧倒的な数字だ。本人の人間力もさることながら、ブログやインスタグラムによるきめ細かく情報発信も数字を引き上げている。パワフルな令和の店販女王の魅力に迫る。

  • Contents5

    【Case4】大人女性を応援する美容のデパート(KENJE平塚LUSKA Smart Salon)

    平塚市のケンジ平塚ラスカ店は、ケンジグループ134店舗中トップの顧客満足度を誇っている。昨年、リアルとECを融合したスマートサロン化を行い、体験の場としての魅力がましたが、数字を引き上げているのはあくまでもスタッフ個人の魅力と提案力。同世代の女性、キャリアのある代表、息子世代にあたる若き店長。それぞれのエイジング店販アプローチに迫った。

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