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月刊NEXT LEADER 2023年10月号

働きやすさか? 自己成長か?

多様化時代の働き方

この数年、美容業界では一気に働き方改革が進み、待遇も改善されてきた。しかし、柔軟な働き方は生産性の向上やモチベーションアップにつながる一方で、目標や将来像が定まっていない人にとっては自由さが不安につながる場合もある。正規雇用サロンへの出戻りが増えているのはこうした背景もあるだろう。多様性への対応がマストとなった今だからこそ、あらためて新時代の働き方を再考する。

【Introduction】
サロンを発展させる多様性入門

【Case 1】
“やってみたい”を応援する多彩なステージ
Aiグループ(東京都台東区)

【Case 2】
多様化した美容師が立ち寄る港をつくる
CLUTCH(大阪府大阪市)

【Case 3】
十人十色の“幸せ”を叶える女性の雇用安定と教育
サクラビト(兵庫県神戸市)

【Special Interview】
Z世代経営者が考える令和の働き方
中村雄樹(REDEAL)

【第2特集】
年末店販

【series】
NL CATCH
美容業界の目下の課題「継承」を考える

伊藤 豊のイキイキ店長講座 第161回
伊藤 豊/ラポットカンパニー

  • Contents1

    【Case 1】”やってみたい”を応援する多彩なステージ

    東京都内を中心に美容室25店舗を展開するAiグループは、アイサロンやドライヘッドスパなど美容に関連する事業から、飲食、コインランドリーに至るまで、多角的にビジネスを展開してきた。スタッフたちは自分が得意としていたり伸ばしたいスキルを、自分のリズムで発揮している。ヘアスタイリスト×アイリスト、アシスタント×飲食店など、兼任も当たり前だ。根本にあるのは、スタッフの「やりたい」という気持ち。スタッフの意欲をエンジンに、ビジネスを拡大する同社の姿を追う。

  • Contents2

    多様化した美容師が立ち寄る港をつくる

    大阪府を中心に15店舗を展開するCLUTCHは創業時はほぼ業務委託スタイリストオンリーだったが、近年は正規雇用にシフト。業務委託の自由さと正規雇用の安心感を両立させている。出退勤時間や休日などを自分で決められる「完全自由シフト」により、さまざまな価値観や目的を持った美容師が立ち寄る港をイメージしているという。そんな「港型経営」の仕組みを大公開。

  • Contents3

    十人十色の“幸せ”を叶える女性の雇用安定と教育

    兵庫県で6店舗を展開する(株)サクラビトは、35名の社員中32名が女性で、その多くがママ美容師。遠方からでも働き手が集まるのはひとえに“働きやすさ”と“働きがい”にある。特徴は、スタッフ個人ではなく店にファンがついていること。店自体にファンがついているから、個性や生活リズムが異なるスタッフが共存できる。個性をなくすことで逆説的に多様性を担保している同社の仕組みを紹介。

  • Contents4

    【Interview】Z世代の経営者が考える令和の働き方

    さいたま市や渋谷で3店舗を展開するREDEALは経営者もスタッフもお客もZ世代が中心。多様性を重視するZ世代にとって魅力的な美容室とは? はんぺんこと中村雄樹代表がインタビューに応えるとともに、同社の給与制度もオープンにした。

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