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月刊NEXT LEADER 2020年5月号

早期離職を未然に防ぐ

今や売り上げ同様に重要な人材確保。せっかく新卒採用したものの、早期離職してしまっては元も子もない。ここ数年で労務管理や待遇面の改善が進んだ美容業界だが、スタッフを定着させるには早期育成の仕組みや将来を見据えたキャリアプランの提示が求められる時代に。さらには入社後に起こりやすい手荒れや腰痛などの身体のケアにも注目。令和時代の早期離職防止策を全方位で考える。


特集
早期離職を未然に防ぐ

Introduction1
生涯美容師という考え方が
早期離職を食い止める
監修◎荒井由美((株)ビューティープロ)

Case1
“成長実感を生む風土”が
離れがたいサロンをつくる
GIEN(大阪府大阪市)

Case2
人時生産性を上げて過疎化に挑む
remix(愛媛県大洲市)

Case3
3カ月の早期育成で
強い組織づくりをめざす
HIAR RESORT Ai(東京都荒川区)

Special Report
メンター制が定着したら、
人材も定着しはじめた
MINX銀座(東京都中央区)

Solution
健康づくりで離職率はもっと下げられる


【連載】
組織を動かす言葉の力 第2回
本多義久(KENJE)


伊藤 豊のイキイキ店長講座
伊藤 豊/ラポットカンパニー

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  • Contents1

    生涯美容師という考え方が 早期離職を食い止める

    早期離職の要因はさまざま考えられるが、理想と現実のギャップにつまずき、離職につながるケースが多い。特に今の時代、「会社でどんなキャリアを築けるのか」といった長期スパンのリアルなキャリアプランの提示がマストだ。そんな時代に求められる「人材定着」に必要な考え方を、(株)ビューティープロの荒井由美氏とともに見つめなおす。

  • Contents2

    “成長実感を生む風土”が離れがたいサロンをつくる

    大阪市内に5店舗を展開するGIENでは、スタッフの成長と挑戦をサポートする仕組みが整っている。入社5カ月で指名を受けられる「ケアリスト制」をはじめ、若手が安心して働ける環境と合わせて個々の望む働き方に会社が寄り添う形でのキャリア形成が可能。安心・安定のある環境とチャレンジできる環境、その両輪がGIENの風土をつくっている。

  • Contents3

    人時生産性を上げて過疎化に挑む

    新卒スタッフは3年連続で0人、全体でも10%ほど。人口減少が著しい愛媛県大洲市で展開するremixでは、入社したスタッフを着実に育てて離職率低下を叶えている。同社が着目しているのは「人時生産性」。2013年に掲げ、2020年までの達成目標である「REMIX CHALLENGE2020」を進めてきた結果、1カ月あたりの労働日数は 2.3日減でありながら、人時生産性は1067円アップ。具体的な取り組みについて、深掘りする。

  • Contents4

    3カ月の早期育成制度で強い組織づくり

    都内に15店舗を展開するHAIR RESORT Aiでは、最短3カ月でデビューできる育成制度がある。受講するためには早期に内定が決まっているorコンテスト受賞などの項目が求められ、3カ月で324時間のレッスンを受けた上でデビューするというハードなもの。早期デビューは確実に定着につながっているが、その先をめざすために次回予約やFC展開の強化なども図っていく。

  • Contents5

    健康づくりで離職率はもっと下げられる

    スタッフの早期離職を食い止めるための仕組みづくりは徐々に整ってきているが、実は体力面でのサポートやアレルギー対策についてはまだまだ改善の余地がある。そこで、身体的な負担を軽減させるようなアイテムのカタログと、スキマ時間で体を動かすことで心身をケアするアプローチを紹介。心身のケアによって、離職をさらに食い止めよう!

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