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月刊NEXT LEADER 2026年2月号

月刊NEXT LEADER 2026年2月号

カルテ枚数の減少を食い止める

客数減時代の増客

長引く物価上昇による節約志向の高まりで、客数を減らす美容室が増えている。特に目立つのは、この数年で値上げを繰り返してきたサロン。客単価は上がっているものの、客数減によって売り上げが下降しているのが共通点だ。とりわけ人口減少が著しいエリアで必要なのは新規集客よりも既存顧客の「増客」。客数減時代に効果的な増客アイデアを紹介する。

【INTRODUCTION 1】
集客から増客へ

【INTRODUCTION 2】
カルテ枚数減少の要因をひも解く
監修◎伊藤 豊(ラポットカンパニー)

【CASE 1】
老舗を次のフェーズに運ぶ新たな集客装置
TASHIRO (島根県松江市)

【CASE 2】
1店舗経営の壁を破った特化型集客
sakurabi グループ(秋田県秋田市)

【CASE 3】
人口減の郊外サロンに見えてきた兆し
BAGZY (福岡県北九州市)

  • Contents1

    【Case 1】老舗を次のフェーズに運ぶ新たな集客装置(TASHIRO/島根県松江市)

    島根県松江市を拠点に6店舗を展開するTASHIROは、創業55年を迎える老舗サロンである。2024年10月、本店をショッピングモール内へ拡張移転し、フラッグシップとなるGRAND店をオープン。理容スペースの併設や脱毛・発毛メニューの導入により、既存客を起点とした客層拡大と来店回数の増加を実現した。コース料金やサブスクリプション設計による、売上と来店頻度の両立も特徴だ。
    老舗が次の成長段階へ進むための実践が詰まっている。

  • Contents2

    【Case 2】1店舗経営の壁を破った特化型集客(sakurabiグループ/秋田県秋田市)

    秋田県秋田市で5店舗を展開するsakurabiグループは、特化型サロン戦略によって増客を実現している。創業から7年間は1店舗経営だったが、メンズサロンを起点に複合型・特化型出店へ転換し、2年で4店舗を出店。エリア特性と人材の志向を掛け合わせた戦略が、新規集客とスタッフ育成を同時に推進した。特化による早期育成は組織拡大にも寄与している。
    地方でも通用する特化型増客のリアルが見えてくる。

  • Contents3

    【Case 3】人口減の郊外サロンに見えてきた兆し(BAGZY/福岡県北九州市)

    福岡県中間市を含め4店舗を展開するBAGZYは、人口減少エリアにおいて地道な増客施策で成果を上げている。中間店では客層分析を起点に接客とオペレーションを見直し、来店回数の増加と失客防止に注力。次回予約の再徹底や耳つぼジュエリーなど、悩みに寄り添う提案を積み重ねることで、優良顧客比率の改善につなげた。
    凡事徹底が数字を変える過程を追いたい。

  • Contents4

    【SPECIAL REPORT】2年で4店舗の成長をかなえた仕組みとマインド(Life is…/静岡県磐田市)

    静岡県磐田市を中心に5店舗を展開するLife is…は、創業から短期間で急成長を遂げた注目企業である。SNSを軸にした新規集客と、理論に基づくカウンセリングによる高い新規リピート率が増客を支えている。個人の発信力を会社が仕組みとして支援し、再現性のある集客導線を構築。リピート率を評価軸に据えた組織づくりも特徴だ。
    成長を加速させる仕組みの裏側を読み解きたい。

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